染織のための自然素材展 2012年 新潟十日町 2009年 京都 2007年 沖縄中城 2005年 沖縄南風原 4回の素材展を行いましたが  しばらく休止中です このブログの管理人は 素材展の運営から離れてしまったので なんとも言えませんが 復活して欲しいと思っています。
たくさんのご来場、誠に有難うございました!
各地から大勢の人々と、様々な布たちが揃い、
会場は和やかな笑顔と熱気にあふれていました。

自然素材をとりまく環境は、更に厳しさを増し、
布の行方も、決して予断を許しませんが、
もし、この状況を切開く鍵があるとすれば、
布に関わる人たちの強い絆なのではないかと思います。
そんな思いから、2005年に始まった素材展ですが、
確実にこの輪は、広がっていると感じた今回の素材展でした。

最終日、新道先生が、お持ちになった布を、
会場に集まった人たちの間に次々と広げ、
それぞれの布に対する想いを語られました。
布談義は、次第に熱を帯び、布を通して
会場に伝わって行きます。
布には、人と人をつなぐ力があること、
状況を切開く可能性をも持つことを感じました。

3回目の今回も、ほんとうにたくさんの方々にお世話になりました。
何よりも、遠くから駆けつけて来て下さったお客様、
快くレクチャー&ワークショップを、引受けて下さった先生方、
てきぱきと、裏方を支えてくれたボランティアスタッフの人たち、
そして、細部に至るまで、配慮して下さった会場の方、
更に、広報に力を貸して下さった、新聞、雑誌関係の方、
DMを置いて下さった、ギャラリー、ショップ、美術館の方などなど、
協力を惜しまない人たちの善意に支えられての3日間でした。

出展者一同、心よりお礼申上げます。
次回、また、必ず良い布を手に
お目にかかる事を約して、ご挨拶といたします。
ほんとうに有難うございました。
たくさんのご来場、誠に有難うございました!
各地から大勢の人々と、様々な布たちが揃い、
会場は和やかな笑顔と熱気にあふれていました。

自然素材をとりまく環境は、更に厳しさを増し、
布の行方も、決して予断を許しませんが、
もし、この状況を切開く鍵があるとすれば、
布に関わる人たちの強い絆なのではないかと思います。
そんな思いから、2005年に始まった素材展ですが、
確実にこの輪は、広がっていると感じた今回の素材展でした。

最終日、新道先生が、お持ちになった布を、
会場に集まった人たちの間に次々と広げ、
それぞれの布に対する想いを語られました。
布談義は、次第に熱を帯び、布を通して
会場に伝わって行きます。
布には、人と人をつなぐ力があること、
状況を切開く可能性をも持つことを感じました。

3回目の今回も、ほんとうにたくさんの方々にお世話になりました。
何よりも、遠くから駆けつけて来て下さったお客様、
快くレクチャー&ワークショップを、引受けて下さった先生方、
てきぱきと、裏方を支えてくれたボランティアスタッフの人たち、
そして、細部に至るまで、配慮して下さった会場の方、
更に、広報に力を貸して下さった、新聞、雑誌関係の方、
DMを置いて下さった、ギャラリー、ショップ、美術館の方などなど、
協力を惜しまない人たちの善意に支えられての3日間でした。

出展者一同、心よりお礼申上げます。
次回、また、必ず良い布を手に
お目にかかる事を約して、ご挨拶といたします。
ほんとうに有難うございました。



007  根津昭一/明石縮(絹)・十日町
019  影山工房 影山秀雄/絹織物(双紬)
027  中島洋一/絹の古典織物
033  二家本亜弥子/奄美大島の染織
053  蕪の森スタジオ 真木香/自然素材の交織布
075  青土 橋本隆/中国の麻
096  大井川葛布 村井龍彦/葛布
128  SHOKU international 牧喜代子/ラオスの木綿
130  伎倍幡本舗 寺田智彦/和棉
235  musuburi  長谷真由美/自然素材の広巾生地
142  藍織成 岡田藍/neo松坂縞・伊勢二見
159  小口慶子と宮坂製糸所/絹の周辺
175  しな織創芸石田 石田誠/しな布
199  ネオ昭和 村山好明/からむし・十日町
213  ギャラリーからむし街道 大橋美恵子
                  /山繭、植物繊維の織・十日町
353  ワークショップ&レクチャー 
花綵(はなづな)列島―美しい自然がもたらす 美しい布たち

はるか昔から 人は糸の素材を自然に求め 機で織って身につけてきました

人の暮らしと自然が 見事な循環を成してきたのです

今 私たちが自然で豊かな暮らしへ 還ろうとするとき

一枚の布が そのよすがとなることでしょう

15人の手による布の今と明日をご覧ください



2009年11月20(金)~22(日)

AM10:00~PM18:00

SALA紬愛館・紬縞館(京都)
http://www.kyoto-sala.com/rentalspace/rental_top.htm


問合せ:青土http://www.aoni.jp/japanese/index.html




















SALA紬愛館・紬縞館(京都)


紬愛館 1F





紬愛館 2F






紬縞館 (レクチャー&ワークショップスペース)








会場 

〒602-8019 
京都市上京区室町通出水上ル
075-451-4741(代表)
075-451-4195(会場直通)

http://www.kyoto-sala.com/
20日(金)

11:00~12:00 

ワークショップ
「織物に使える
糸結び、ひも結び」
影山秀雄/影山工房
定員 20名

13:00~14:00

ワークショップ
紡・績・結・引・紬から
「麻糸を作る-績」
澤田絹子/奈良晒研究者

15:00~16:00

ワークショップ
「糸から布へ―
原始機を使って」
星野利枝/原始機 15:00~16:00

17:00~18:00

ワークショップ
「スピンドル
による綿紡ぎ」
寺田智彦/
伎倍幡本舗
定員20名


21日(土)

11:00~12:00 

レクチャー
「古典織物の魅力」

中島洋一

13:00~14:00

レクチャー
「ピーニャの糸採と織・蝉の羽を作る」
小瀬木えりの/ピーニャ研究者
ディン&レット/織の継承者

15:00~16:00

レクチャー
「機道具復元の
中での竹筬製作」
金城弥生/竹仙舎
竹筬の調査・製作

17:00~18:00

レクチャー
&ワークショップ
「葛布の歴史と
糸績み」
村井龍彦/
大井川葛布
定員20名

22日(日)

11:00~12:00

レクチャー
「絹のいろいろ」

 小口慶子

13:00~14:00

レクチャー
「十日町の
からむし今昔」
村山好明/ネオ昭和

15:00~16:30

対談 
『布について語る』
新道弘之/藍染め
x ひろいのぶこ/
「織物の原風景―樹皮と草皮の布と機」
(共著) 著者



口座は全て
申込制:事前にfax かe-mailで下記へ
    大井川葛布 fax:0547-45-3200
          e-mail: kuzuinfo@kuzufu.com
参加料:¥1000/人/回

紬愛館 1F





紬愛館 2F






紬縞館 (レクチャー&ワークショップスペース)








会場 SALA紬愛館・紬縞館(京都)

〒602-8019 
京都市上京区室町通出水上ル
075-451-4741(代表)
075-451-4195(会場直通)

地下鉄烏丸線
 →丸太町駅下車 2番出口・徒歩7分
地図

http://www.kyoto-sala.com/rentalspace/rental_top.htm
『布の京都を歩く』―西陣~嵐山~太秦

京都の町に機の音が響くようになったのは、いつ頃のことか?と、

地図を手に、京都の町並みを歩いてみる。

*【】をクリックして、それぞれの場所を訪ねてください


【 西陣 】
















【 今宮神社 】



【 嵐山・法輪寺 】
















【 松尾大社・秦氏 】



【 太秦・蚕ノ社 】



【 大酒神社 】


地図を開く。

西陣の西の端を紙屋川(天神川)が流れ、やがて桂川と落合う。

西陣と秦氏、大きな二つの流れの上に今がある。

この先、どう織り続けてゆくのか、

流れは問いかけているのかもしれない。



『布の京都』を歩くと、どこもそれと知って訪ねなければ、

喧騒の時代、見過ごしてしまいそうなところばかりであったが、

ゆかりをたどれば、間違いなく、布と共に生きた人々の暮らしが、

まざまざとよみがえってくる。

足元に広がる人と布の歴史を、素材展を機にたどってみたい。



この企画に当たり、松岡未紗著「衣(ころも)風土記Ⅰ~Ⅳ」

(法政大学出版局)を参考に、『布の京都』を歩いてみました。

この手がかりがなければ、糸でつながる各地をたどることは、

できなかったかもしれません。



松岡さんは、この本のもとになった

「きもの風土記」(1980~87年)の執筆のため、

十数年におよぶ布の旅を全国各地にされています。



ここには、庶民が布とともに懸命に生きた姿が

お国言葉と共にいきいきと描かれています。



それからすでに三十年近い歳月が流れ…

今、素材展の参加者にぜひお奨めしたい本です。
しな織創芸石田 石田 誠/しな布



【プロフィール】

1954年  山形県鶴岡市大山 生まれ

1974   日本民藝館で、芹沢銈介のまだ布(しな布)、
型絵染暖簾に感動
       柳 宗悦に共鳴し、
「しな布の民芸運動」を決意

1990   『しな織創芸石田』設立 代表

2006   しな布が『羽越しな布』として、
伝統的工芸品に指定され、顧問アドバイザー

http://www.shinafu.com/
ギャラリーからむし街道 大橋美恵子/山繭,植物繊維の織・十日町





大橋美恵子

新潟県刈羽郡高柳町石黒生まれ。

自然素材を使った織物に惹かれ、
地元の山中に自生している植物や木々から糸を作り、
創作活動を続けている。

毎年、地元高柳町「じょんのびギャラリー」で個展を開催。
会津三島町で開催された全国組紐工芸展出品、好評を博す。
上越市、柏崎市、東京で展示会を開催。
大井川葛布 村井龍彦/葛布
         
   レクチャー&ワークショップ 21日(土) 17:00~18:00
               
         「葛布の歴史と糸績み」



葛布は秋の七草「葛」から繊維を取りだし、裂いて糸を作り、手織で織り上げた布。

沖縄の芭蕉布、新潟、山形のしな布とともに 日本三大原始布に数えられる。
古くは平安時代の貴族の衣裳、江戸時代の武士の裃などに用いられた。
麻より柔らかく、独特の光沢が特徴で、主に高級衣料や襖紙に用いられた。
生産が少なく、希少な日本の布。


夏の盛り、一日に30cmも伸びるという葛の旺盛な生命力。
この蔓から、人の手によって
シルバーに輝く繊維が取り出される。
途中、室に入れて発酵させるが、
良い発酵が出来るかどうかは、
経験と勘となによりも天候。




繊維の洗いも熟練と根気と水質。





およそ6尺ぐらいの繊維を 
人の手によって細く裂き、
太さを そろえ、結んで長い糸にする。 
さらに機にかけるために
“ツグリ”と云う糸の束にする。












http://www.kuzufu.com
ネオ昭和 村山好明/からむし・十日町

           レクチャー 11/22(日)13:00~14:00
 
             「十日町からむしの今昔」

 






野生の麻に恵まれた越後は、
古くから麻布の産地であった。

最も古い麻布は、奈良の正倉院に所蔵されている
からむし(苧麻)の布である。
天平勝宝5年(753)3月29日に、
東大寺の仁王会(にんのうえ)で使用した
屏風袋の裏地として残っている。

国々で生産する布を税とした時代、
越後では、庸布(ようふ)として、
年に成人男子1人に付、麻布2丈6尺を納め、
夫役の代わりとした。
1192年、源頼朝が勅使に、越後布1000反を贈っている。

税や交易に使われた麻布は、越布(えっぷ)、
越白(えつはく)、白布とも呼ばれ、
他国に勝るその純白度は、
豪雪地帯の特性を生かした雪晒しによる。

上杉謙信(1530~1578)と養子景勝は、
財政力強化のため、
越後布と、すでに各地の織物の原材料として
京都や大坂方面に出荷され莫大な利益をあげていた、
からむしの繊維(青苧)の積極的な殖産振興政策をとる。

景勝の家老、直江兼続
(放映中のNHK大河ドラマ「天地人」の主人公)は、
からむしの栽培に力を入れ、
良質な原材料の確保に力を注いだ。
彼の著書「四季農戒書」には、
『七月 からむしを取るべきなり、
からむしは田に出来る米にまさりたり』とある。

景勝は、秀吉に仕え、
会津120万石・五大老の一人となったが、
関が原の戦いで石田方についたため、
米沢30万石に移封となる。

景勝は、米沢でも、殖産に努めたため、
良質な会津・米沢の苧は、この後、
全国へ出荷されてゆく。



【プロフィール】

1949  新潟県十日町市生まれ

1999  福島県昭和村で、ネオ昭和設立
      昭和村で織られていた「会津上布」を、
      『からむし織』と命名する

2009  十日町市内の畑、約900坪に、
      からむしの苗を植える



         http://www.karamushi.jp/
青土 橋本 隆/中国の麻





『苧麻布』

苧麻の極細の手績み糸を使った、白い生地。

単糸で生成のものなら、1インチ(2.54cm)間に、経糸・緯糸合わせて150羽(本)という布が、今でも織れる。しかし、シャツや襦袢にするなら、130羽(本)位が丁度良い頃合だろうか。















糸づくりから織まで、昔ながらの手仕事が、今も続いているという意味で、
ほとんど奇跡に近いこの布を、これからも、服づくりに生かしていきたい。
最高の素材にふさわしい美しい形を布に与えたいと思っている。


先染の着尺地で、この糸を「経糸」にも使う試みは、2010年には、ほぼ完成する。
一つ残された大仕事―「経糸用の双糸づくり」は、第1回素材展から 5年、糸はようやく出来たが、
17ヨミ(34本/cm)のこの糸を織れる人が、なかなか見つからない。
今日、本物の上布を織ることの難しさを、痛感している。


-今年加わった新しい素材-

<芭蕉布ができた>

経・緯ともに芭蕉の糸。

芭蕉布というと、それだけで、特別な印象を持つが、ぜひ、手に取ってみてほしい。

しっかりした織り上がりの布は、厚みがある割りには、思いの他、軽く感じるはずだ。


<楮布ができた>

経糸は苧麻、緯糸に楮の糸。

楮は“布と紙は親戚”を実感する繊維。
織り上がった布は、ちょっと固いかな?という印象。
砧打ちをして、布を柔らかくすることと、経糸にも、楮の糸を使うことが次の課題。

<葛布ができた>
葛布はとにかく軽い。
この軽さを服作りに生かせれば、面白いと思う。仕上げに砧打ちをして、柔らかさと艶やかさを出す。

苧麻や、大麻よりも、この葛布が、“人間が最初に手にした、衣服の素材”と知った時は驚いた。

そう言われてはいるが、実際は多分、苧麻も大麻も葛もそんなに違わないと思っている。

ともあれ、始まりの布に敬意を表して、葛布づくりに精を出す。

<大麻布>

大麻布も、もうじき織り上がる。
経糸も、緯糸も、手績みの大麻の細い糸。
色白で、軽やかな布。

http://www.aoni.jp
影山工房 影山秀雄/絹織物(双紬)

         ワークショップ 20日(金) 11:00~12:00
  
           「織物に使える糸結び、ひも結び」



『双紬(もろつむぎ)』 














お蚕さんがサナギの時に無防備な体を守るために作った“繭”

この繭からニカワ質を取り除いて真綿にしこの真綿から紡ぎ出された糸が紬糸です。

絹の持つ光沢を敢えて抑える事で染め色に深みが増し、

膨らみのある糸で織られた布には独特の温かな手触りが生まれます。

この紬糸を経糸と緯糸の双方に用いて織り上げた反物を

“双紬(もろつむぎ)”と呼びます。

紬糸100%で織られた本物の紬の風合いをご覧頂きます。

http://teorimono.exblog.jp
小口慶子と宮坂製糸所/絹の周辺
        レクチャー:11/22 (日) 11:00~12:00

絹のいろいろ

蚕が作ってくれた 絹
その絹には 糸以外にも いろいろな形があります
今まで あまり 世の中に出回らなかった その おもしろい形態
ゴミとして捨てられていたもの・・・・・
従来の製糸では考えられなかったもの・・・・・
私たちが考えました
製糸過程で捨てられていた成分のセリシン
このセリシンの研究が進み 癌やアトピーや
お肌にも良いことがわかりました。
セリシンを含んだままの 繭から出来た絹のいろいろな形です

繰糸の方法も様々です。

宮坂製糸所  http://www.lcv.ne.jp/~msilkpro/
中島洋一/絹の古典織物
        レクチャー:11/21(土) 11:00~12:00


古典織物の魅力

古代の染織品には糸の残欠でも捨てられない美しさがある。
それは経年変化を感じさせない素材(絹の光沢)と色彩(天然染料)の美しさである。

それが織物の断片になると文様の美しさが見えてくる。
その美しさの要因は文様に先人のメッセージが込められているからだ。
文様に込められた意味を探っていくと我々が忘れかけている「幸せ」とは何かを教えてくれる。
「五穀豊穣」「子孫繁栄」「延年益寿」など吉祥を願う気持ちである。

私はそのメッセージを織物で表現し残したいと思っている。
私の織物は文化財修理の表装裂として使われてきた。
表装裂は書画の保護と装飾を目的とするがそれらを制作当事の雰囲気で鑑賞させる重要な役目も果たしている。
だからそのメッセージを確実に伝えるため先人の気持ちになり制作する。

しかし私の古典織物は復元模造ではない。 
何故なら完全な復元は不可能だからだ。
だとしてもできるだけ当時の素材に近いものを使用することを心がけている。
古代蚕品種に近い繭を選び、機械でなく手で繰糸した糸を使い染料は天然染料を使う、製織は当然手織りである。



文様の形にはこだわる。
そこには先人の心があるからだ。
先人の心のこもった古典織物は時代を越え私に訴えかけてくる。
だから私は断片でも捨てられない織物を作りたいと思っている。


先人の思いを心のこもった仕事で後世に残すため私はこれからも織り続ける。
二家本亜弥子/奄美大島の染織




糸は生きている

この糸は、大島紬の残糸。
糸の向こうには、奄美の青い海と風、そして幾多の手
島で育まれた彼女の目は、伝統の枠を外し、
手は、今を織る。
    
          -事務局-
  
根津昭一/明石縮(絹)・十日町

  


【越後縮布】
元播州明石藩士の堀次郎将俊(1620~1679)が、
1661年移住した麻布の地、越後で、
絹と麻で織られていた郷里の明石縮をヒントに考案。
小千谷縮はここに始まる。

緯糸に撚りをかけてできるシワが、独特の風合いを生み、
瞬く間に、魚沼地方の特産となった。
人々は、堀次郎を“明石様”と呼び敬ったという。

<明石縮>は、絹織物。
小千谷縮は、文化・文政時代(1804~18)に
生産量が10万反を超えたが、
天保の改革を境に急速に下降する。
その中で、十日町は縮布の技術を絹に生かし、
絹上布を生む。

やがて、武家政治が終わり、
支持基盤を失った麻織物は需要が激減するが、
すでに絹織物に切替えていた魚沼だけは、難を逃れ、
十日町は、絹織物の産地としての地位を確立して行く。



【プロフィール】


1927  新潟県十日町生まれ
  47  桐生高等工業応用化学科等
      (現群馬大学工学部)で、織物の基礎を学ぶ
  83  十日町絣・明石縮が伝統的工芸品に指定
      伝統工芸士
  93  商工業の振興への寄与に対し県より表彰
  98  伝統的工芸品産業の振興への寄与に対し
      国より表彰
蕪の森スタジオ 真木 香/自然素材の交織布
















木々に囲まれた森のアトリエで、自然の恵みから頂いた染め材(植物染料)を使い染め、織り上げた布。

素材に耳を傾けることで 聞こえてくる「糸の声」
それぞれの特徴を生かすことで生まれる『布の風合いやテクスチャー
それぞれの繊維の持つ光沢や彩を配列することで生まれる『色の深みと豊かな表情』を形にしてご紹介しています。

絹、麻、綿、毛 など「自然素材」を中心に多様な糸をバランス良く使用し
一本一本丁寧に織り上げた布は 『ショール、マフラー、つつみ布、小物、衣、タペストリー など. . . . 』になりました。



























『 素材に触れている時、染め、織り、仕上げをするどの工程でもそのものとの対話が生まれ、自分と向き合っている時が流れる。
暮らしの中からの布作りを楽しみながら、使いやすく心地よい布を紹介していきたい 』


真木 香 :まき かおり
ロードアイランド造形大学卒業。
ニューヨーク, 京都, タイ, 東京インド などで
テキスタイルデザイナーとして16年ほど活動。
2002年より山梨県の八ヶ岳南麓に移り住み、『蕪の森スタジオ』を設立。
自然の営みを日々感じながら、染め織りを中心に創作活動を行っている。

蕪の森スタジオ http://kaburanomori.com
藍織成 岡田 藍/neo松坂縞・伊勢二見




















伊勢二見の旅館街、潮風を聞きながら、
草木染の松坂木綿の糸で 私は布を織っています。

木綿の糸は、肌に優しく、着心地よく、丈夫で長持ち、
着るほどにやわらかく馴染んできます。

ほんの数十年前まで、女性の誰もが、家族や、恋人のために、
一心に織った布。
“そんな布を織りたい”と思います。

江戸時代、松坂木綿の名を高めたのは、
冴えた藍の色合いと、特色のある縞模様からですが、
現代の私は、縞に意味を持たせることが出来たらと考えました。

いろいろな商品に使われているバーコードは、
情報が組みこまれた「縞」ですが、
その「縞」を使えば、布にメッセージを織込むことができるのです。
単純な縞が、多くの可能性と意味をなすものに変ります。

刈安や玉ねぎの皮の黄色(袈裟の色)で、六地蔵(お地蔵さんに守られる)を、
茜のピンクで、LOVE(あなたに愛を)など、とても楽しい
優しい織になります。

二見が浦は、夫婦岩で有名なところ、
夫婦で、恋人同士で、お互いの名前を織込んだストールを、
交換するのも素適だなァ~などと思いつつ、
今日も機に座っています。

blog.sq-life.jp/ai-okada/