今宮神社の楼門を出て、
参道を北大路通りまで戻る
。
204番系統の市バスで、北野白梅町下車。
目の前の嵐電に乗り、途中帷子ノ辻で乗換えて、
終点の嵐山で降りる。

駅前の人ごみを避けて渡月橋を渡り、
突き当たりを左へ少し歩くと、「十三参り」の法輪寺がある。
女の子が数えの十三歳になると、成長した感謝と、
大人への心構えのために参るという「十三参り」は、
京都だけの風習だろうか?

参拝者には、本尊の虚空蔵はんが、
知恵と福徳と技芸上達に加え、
厄除けまで叶えてくれるというが、
帰り道、“渡月橋を渡り終えるまで、
振向いてはならぬ、振向くと、
せっかく授かったものが消えてしまう”と伝わる。
慣れぬ着物を着て、長い渡月橋を渡り終える気苦労は、
少女にとって、大人になるための、大切な儀式だっただろう。
2月8日の初め針、12月8日の終め針と針供養も行われるから、
針持つ人はぜひ訪れたいところ。
社務所には、小さな技芸上達のお守りが置いてある。