大井川葛布 村井龍彦/葛布
         
   レクチャー&ワークショップ 21日(土) 17:00~18:00
               
         「葛布の歴史と糸績み」



葛布は秋の七草「葛」から繊維を取りだし、裂いて糸を作り、手織で織り上げた布。

沖縄の芭蕉布、新潟、山形のしな布とともに 日本三大原始布に数えられる。
古くは平安時代の貴族の衣裳、江戸時代の武士の裃などに用いられた。
麻より柔らかく、独特の光沢が特徴で、主に高級衣料や襖紙に用いられた。
生産が少なく、希少な日本の布。


夏の盛り、一日に30cmも伸びるという葛の旺盛な生命力。
この蔓から、人の手によって
シルバーに輝く繊維が取り出される。
途中、室に入れて発酵させるが、
良い発酵が出来るかどうかは、
経験と勘となによりも天候。




繊維の洗いも熟練と根気と水質。





およそ6尺ぐらいの繊維を 
人の手によって細く裂き、
太さを そろえ、結んで長い糸にする。 
さらに機にかけるために
“ツグリ”と云う糸の束にする。












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