嵐電の嵐山本線に乗り、太秦広隆寺の次の駅、
「蚕ノ社」で降りる。
目の前の鳥居をくぐり、
突き当りの森の中に、木島神社がある。

ここは、養蚕、織物、染色の守り神。
秦河勝が、聖徳太子の発願で、
広隆寺と共に建立している。

右手奥に、
摂社養蚕神社(通称蚕ノ社)が
あり、社務所前の植込みの中に、
隠れるように、“かいこのやしろ”の
石碑が立つ。

左手に、三角鳥居(三つ鳥居)の立つ
元糺の池があり、
かつては、こんこんと湧水が湧いていたというが、
現在は、枯れてかつての面影はない。
染織のための自然素材展Ⅲ ・京都